悲しみの果てにも春は来る。 | 芦屋、西宮、六甲で温活・妊活なら、よもぎ蒸し＆鍼灸サロン・アダンへ

先日、ご出産された
Yさんからメールをいただきました。




Sent: Wednesday, October 25, 2017 10:02 PM
To: ADAN
subject：　無事に出産しました。

ご無沙汰しております。
お元気でしょうか。
今年の１月頃、移植前によもぎ蒸しや鍼灸でお世話になりました〇〇と申します。
移植直前でしたが、あのときは本当にありがとうございました。
煮物も頂きありがとうございました！
旦那と美味しく頂きました。
２月に陽性判定を頂き、その後不妊治療の病院を卒業し、神戸大学病院で１、２週間に１回検診を受けてきました。
１人目の赤ちゃんが妊娠７ヶ月で突然心臓が止まってしまったので安定期が来ても臨月になっても不安は尽きませんでしたが、 予定日前日に破水し、１０月５日の予定日ちょうどに無事に生きて赤ちゃんに会うことができました！ １日２回の自己注射を忘れてしまいそうになったり、途中旦那に風邪を移されて、熱、咳に悩まされ赤ちゃんも心配で 旦那とケンカになったりもしましたが。。。
引越しをしたり、産休になってやっと赤ちゃんのものを準備したりで出産直前までばたばたしていましたが、 今は初めての育児でばたばたしています。

ちょうど２年前に死産となってしまったときは会社復帰どころか外に出たくないし、誰とも会いたくない、ご飯も食べたくないと、 ないない尽くしでしたが、幸いにも会社の上司や病院の先生、鍼灸や話を聞いたりしてくれた市之瀬先生、気長に日常生活を送れるまで待ってくれた旦那、と色々な人に恵まれ、普通に生活できるようにもなり、さらに今回無事に出産することができました。
落ち着いたら是非ご挨拶できればと思います。
よもぎ蒸しもまたできればと思います。
長くなってしまいましたが、本当にありがとうございました。
お名前

 



もうすぐで赤ちゃんに
会えると思っていたときに
想像もしない赤ちゃんの
心臓が止まるなんて・・・。
悲しすぎる現実にどれだけの
涙を流しただろうと思います。



この世に神様などいないと
何度も思ったはずです。



人はどうやって立ち直るか
もう一度、顔を上げて前を見るのか
そして一歩を踏み出すのか
とても難しい時があります。



その日その日を越えるだけいい。
先なんて見ない。考えない。
その日一日を生きることだけ・・・
それだけでいいんです。



最初お電話いただいた時
「移植前なので鍼灸を
お願いしたいのですが」とお電話があり
正直、お受けするか迷いました。



本来なら最低でも移植前2カ月は
体調を含め見させていただきたいからです。



でもできる限りのことで
やってみようとお引き受けしました。



ご来店されて初めて分かったのですが
ずっと通っていた鍼灸院が閉院になり
別の鍼灸に通っていたみたいです。



でもそこへ行くのがとても
ストレスだったと話してくれました。



Yさんは、甲状腺のお薬を飲んでいて
そのことをチクチクと言われたり
死産したのはそういう生活習慣が
原因であるかのような言われ方を
されたと話してくれました。



その日は泣きながら帰ったと
Yさんは言いました。



ただでさえ自分を責め
苦しく悲しみの中にいるのに
なぜそういう気持ちを
わからないんだと
わたしも腹が立ちました‼



そんなことがあったのかと思うと
胸が痛く張り裂けそうです。



ただ唯一救いだったのは
体の状態が良かったことです。
もし鍼灸を続けていたことが
今の体の状態に繋がったのだとすれば
本当に頑張って通ってくれてて
よかったなと思いました。



Yさんが初めて来られたのは
1月という寒い時期でした。



寒くて通っていただくのも
大変な時期ではありましたが
移植を受ける前日まで
通ってくださいました。



その後、移植は無事に
陽性のご報告を受け
本当に嬉しかったのを
覚えています。



この世に神様などいないと
泣いてばかりいたあの日から
前を向き一生懸命に
やれることを積み上げて
いまに繋がっているのは
間違いありません。



わたしは好きな歌があります。
「愛は花、君はその種子(たね)」という
歌詞にこのようにあります。



長い夜ただひとり
遠い道ただひとり
「愛なんて来やしない」
そう思う時には
思い出してごらん　冬
雪に埋もれていても
種子は春、お日さまの愛で
花、ひらく。



もしわたしがYさんと
同じ立場になったとして
どん底の底の底につき落とされた時
また這い上がれるのだろうか
何度も何度も考えました。



でもやっぱり前を見て
一歩を踏み出すのだろうと思います。
生きていくってそういうことだと思うから。



かすかな光だとしても
信じていればいつかそういう日が来る。
この歌詞のように
悲しみの果てにも春は来る。
わたしはそう信じています。



ADANを選んでくださって
こんなに嬉しい気持ちをいただき
ありがとうございました。

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